九州大学では、2019年9月26日(木) 18:00~19:00に「がんゲノム講習会」を開催しました。九州大学大学院医学研究院 臨床放射線科学分野の丸岡保博先生を講師として、「がん腫瘍内の腫瘍幹細胞および制御性T細胞を標的とした近⾚外光線免疫療法について」をテーマにご講演頂きました。
なお、本講習会は九州がんプロの各大学に設置している『テレビ会議システム』を活用することで他大学も視聴できる体制を取り、5大学(九州、福岡、長崎、宮崎、鹿児島大学)での同時開催となりました。
近赤外光線免疫療法(NIR-PIT)は、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の主任研究員の小林久隆先生が開発した治療法で、2012年オバマ前大統領が、以前一般教書演説の中で、「米国の偉大な研究成果」として言及されたこともある新しい画期的な治療法です。初めてこの治療法を聴講された方も多いようで、勉強になった、興味深かったなど、好評な意見が多く得られました。質疑応答でも会場や他大学から多数の質問があり、大変有用な講習会となりました。
(参考:開催情報)
日時:2019年9月26日(木) 18:00~19:00
会場:総合研究棟2階 205セミナー室(九州大学会場)
参加人数:24名(九州大学会場)
プログラム:
講習会コーディネーター
⾺場 英司(九州⼤学⼤学院医学研究院 社会環境医学講座 連携社会医学分野 教授)
座長
吉武 忠正(九州⼤学⼤学院医学研究院 九州連携臨床腫瘍学講座 講師)
講師
丸岡 保博(九州⼤学⼤学院医学研究院 臨床放射線科学分野 助教)
「がん腫瘍内の腫瘍幹細胞および制御性T細胞を標 的とした近⾚外光線免疫療法について」
(文責:九州⼤学⼤学院医学研究院 九州連携臨床腫瘍学講座 講師 吉武 忠正)