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活動報告

【九州】「令和2年度 第1回先端医用量子線技術科学コース講演会」を開催しました

内 容/

 本講演会は保健学部門医用量子線科学分野の学生及び卒後教育として、放射線治療・画像診断に関わる医療従事者を対象として毎年開催しています。令和2年度 第1回は2020年12月19日(土)13:00~17:00の日程で、3名の講師をお迎えして、Zoomによるオンライン講演会を以下の内容で開催しました。

 

 

講演1 帝京大学 福岡医療技術学部 診療放射線学科 前畑 京介 先生

「気体GEM検出器を用いたがん治療用重粒子線ビームの線量分布モニター技術の開発」

 

講演2 高麗大学大学院 保健安全融合科学科 放射線医科学専攻 Kihyun Kim 先生

「CdZnTe素子の医学応用:がんと病気の診断」 (英語講演)

“Semiconductor-based Radiation detector and Imaging system”

 

講演3 名古屋市立大学病院 中央放射線部 國友 博史 先生

「診断領域における物理的画質特性についてと放射線治療領域への活用」

 

 

 3名の先生方共、がんの診断・治療分野における放射線検出に関する興味深いご講演で、参加者にとって有益な情報を数多く得ることができ貴重な機会となりました。本講演会は九州大学大学院医学系学府医学物理士・放射線治療品質管理士養成コースの医学物理教育として医学物理認定機構から認定を受け、受講者に認定証を発行しています。例年は病院キャンパス内で開催していますが、今回は初めてのオンライン講演会として開催し、韓国高麗大学のKim先生による英語講演や、九州各地、沖縄、愛媛、徳島、愛知、新潟他、全国から参加登録があり、当日は90名がご参加、オンライン講演会の可能性を実感した会となりました。講師の先生方、ご参加くださった皆様、講演会開催に尽力くださった皆様に心より御礼申し上げます。
 令和2年度 第2回のオンライン講演会は2021年1月9日(土)13:00~17:00に開催いたします。第2回も多くのご参加お待ちしております。

 

 

 

 

(文責:九州大学大学院医学研究院 保健学部門医用量子線科学分野  教授 有村 秀孝)