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 「九州がんプロフェッショナル養成プラン」は、文部科学省の平成19年度の「がんプロフェッショナル養成プラン」で選定された九州におけるがん医療の質の均てん化を実現する取組である。このプランは九州を一つの医療圏として、九州13大学、地域のがん拠点病院、緩和ケア専門病院によるネットワークを構築し、行政や医師会と連携して九州全域にがんの医療、情報収集、教育、研究を展開することを目標としている。これらの目標を達成する上で、九州がんプロフェッショナル養成協議会を中心に、各作業部会、それらの合同作業部会、e-learning部会などが設置され定期的に会議が開催されている。薬剤師系作業部会では、薬剤師関連のプログラムについて大学間で検討し、その後合同作業部会で学部間の連携を図り、さらに協議会で種々の課題について審議している。本作業部会には九州の6大学が参加し、プログラムとしては修士課程コース、博士課程コースおよびインテンシブコースの3つについて議論を重ね、それぞれ開始された。各コースの詳細は各大学のホームページをご覧ください。これまでの主な検討項目および内容について以下に記載する。
到達目標の設定
修了基準として、日本病院薬剤師会の認定基準を基に、修士課程、博士課程およびインテンシブコースの修了基準を作成している。詳細は各大学の担当教員にご確認ください。
目標達成のための方略
薬学部が設置されている大学では、旧課程(4年制)から新課程(6年制)の移行などを考慮して、薬学部独自のカリキュラムおよびシラバスを作成している。一方、大学病院の薬剤部が主体となり展開している場合は、医学部の各コースと連携をとりながらカリキュラムおよびシラバスを作成している。また作成した冊子体を各大学のホームページなどに掲載している。
講義の連携
各大学は各々のコーディネータを中心に独自の教育プログラムを構築し、そのプログラムのe-learningよる共有化や優秀な教員の交流により、より効果的かつ効率的な教育を実現することを目指している。講義などの連携(大学間連携、部局間連携)に関しては、他大学および他部局のシラバスを参考にして、相互受講の可能性を各作業部会で検討している。また薬剤師系作業部会からもe-ラーニング作業部会の委員を選出し、e-ラーニング、テレビ、ビデオによる講義媒体の有用性やe-ラーニングコンテンツについて検討している。
教材の整備
癌関連の図書および発表機材を整備している。
研修会および学会への参加支援
研修会および学会の開催に関する情報提供や参加の支援を行っている。
がん専門薬剤師インテンシブコース学生の身分
薬学部でがん専門薬剤師インテンシブコースの学生を受け入れる場合、科目等履修生などの身分で受け入れ、薬剤部に実習指導を委託するスタイルをとっている。
修了証の作成
修了証の様式は、各大学の修士、博士課程の学位記とは別に、すでに作成されているインテンシブコースの様式と他分野の様式を基に作成している。
修了者の進路
本プランでは、がん治療における指導的立場を担う人材育成の充実・発展を図り、九州における質の高いがん医療の均てん化が達成できることを期待している。各大学で、がん専門医師およびがん専門コ・メディカルに特化した修士課程、博士課程およびインテンシブコースのカリキュラムを開始した。各大学より輩出された本プログラムの修了者は、このネットワークを通じて地域のがん医療の担い手として九州各地に配置することを検討している。
情報の発信
薬剤師系作業部会がこれまで実施したことおよび今後の展開について、本ホームページ「協議会・作業部会」に公開している。また「がん専門職がどういうものか」、「学ぶための方策」、「業務内容ややりがい」について、受講者のメッセージを本ホームページ「がん専門医療人」に公開している。さらに各施設のホームページでシラバスなどを公開している。
講演会の開催
講演会の開催時期は薬剤師系作業部会などの日程に合わせて、年2〜3回程度開催している。受講対象は、教員および学生とし、講演内容は、「認定薬剤師および受講者などの体験談に関して」、「学会の認定制度に関して」、「最先端の研究・治療に関して」などである。詳細は本ホームページ「セミナー」に公開している。なお日本病院薬剤師会の研修あるいは日本病院薬剤師会が認定した各県病薬の研修を、学生が在籍期間中に受講するよう指導している。また日本病院薬剤師会の研修会は、年末を中心に福岡、東京、大阪で開催されており、詳細は日本病院薬剤師会のホームページに公開されている。

 

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